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有効

オンにすると、炎チャンネルのシミュレーションおよびキャッシングが有効になります。

コンテナしきい値

この値では、アダプティブコンテナオプションがオンの場合に、コンテナが空でないとみなされる最低温度を設定できます。 この値をゼロに設定すると、熱を含むボクセルが失われることはありません。 ただし、シェーディングの設定内容は、小さな値がどうしても目に見えない状態となることが多いです。 この場合は、このしきい値を大きくすると、シミュレーションにおいてコンテナを小さめに保つことができます。

炎の拡散

炎の拡散速度を指定できます (詳しくは、上記の熱の拡散パラメータを参照)。

減衰モード

チャンネルは、一定の値、または現在値の割合によって減衰できます。 減衰モードでは、どちらの方法を用いるか指定できます。

線形

各フレームで一定値を減算することで、炎チャンネルを減衰できます。 炎チャンネルに1.0放射する場合に、このモードで減衰を0.1に設定すると、この放射は10フレームにわたって続いた後、ゼロになります。

このモードは、シャープな輪郭の炎に大変有効です。

指数

各フレームで (ボクセルの) 現在値の割合を減算することで、炎チャンネルを減衰できます。 現在値が小さくなるほど、減算される値も小さくなります。 また、その分だけ、減衰速度も落ちます。したがって、放射は限りなくゼロに近づきますが、決してゼロにはなりません。

熱や煙は、このように減衰します。これにより、空気中にダストを徐々に放散する方法をモデル化できます。

どちらのモードを適用するかは、たいていはシェーディングの設定内容で決めます。 両モードの違いを理解するには、シェーダのマッピングカーブエディタでヒストグラムを比較します。 指数関数的に減衰するチャンネルの場合は、小さな値が多くなり、大きな値は少なくなります。減衰速度が落ちるほど、値も小さくなるからです。 一次関数的に減衰するチャンネルの場合は、大きな値から小さな値に至るまで比較的均等な分布を呈します。

このため、シャープな輪郭のシェーディングは、線形モードの方が楽に行えます。

チャンネル値を長く持続させ、よりリアルな煙を作成する場合は、指数モードの方が良好な結果を得られます。

減衰

線形モードの場合は、各フレームで現在のチャンネル値から減算される一定値を指定できます。

指数モードの場合は、減算される現在値の割合を指定できます。

半減期

各フレームにおける減衰率 (%) ではなく、チャンネル値が半減するまでの時間を指定できます。 多くの場合、この方が直感的に設定できます。

たとえば、半減期が1フレームの場合、チャンネル値は1フレーム内で50%に低下します。 これは、50%の減衰に相当します。