タービュランス流体ダイナミクスは、CINMEA 4Dの組み込みパーティクルおよびThinking Particlesとシームレスに使用できます。 パーティクルはエミッタとして機能させることができます。 これにより、流体チャンネルや、流体の速度フィールドに対する速度値に値が加算されます。 また、流体の速度フィールドの影響を及ぼし、流体と共に移動させることができます。
パーティクルをエミッタとして用いるには、エミッタオブジェクト (組み込みパーティクル) またはパーティクルジオメトリオブジェクト (Thinking Particles) にTurbulenceFDのエミッタタグを追加します。 また、パーティクル放射強度タブ内の設定項目を通じて、いずれか1つのパーティクル属性 (有効期間、質量など) に基づく放射強度を調整できます。
流体コンテナのシミュレーション/速度/パーティクル速度スケールパラメータの設定値が0%より大きい場合は、全ての組み込みパーティクルが当該コンテナの速度の影響を受けます。
Thinking Particlesには、タービュランス流体ダイナミクスによって用意される2つのXPressoノードを通じ、流体コンテナにおいて値または速度の影響を及ぼすことができます。 GetFluidDataノード (System Operators > XPresso > TurbulenceFDで見つかります) では、特定の位置にある流体チャンネルから値を読み取れます。 このノードには、必須の入力ポートが2つあります。 1つはボリュームオブジェクト、もう1つは値の読み取り元に対応する位置ポートです。 また、流体チャンネルごとに、対応する値が保持される出力ポートがあります。
PFluidノード (System Operators > Thinking Particles > TurbulenceFDで見つかります) は、PGravityと同様に、流体と共にパーティクルを移動させるためのモディファイアノードです。 GetFluidDataノードと同様に、流体の速度フィールドを提供するボリュームオブジェクトを指定する必要があります。 たとえば、PPassノードで、パーティクル入力ポートにパーティクルデータを送ります。 パーティクルデータがボリュームオブジェクトポートを通過すると、当該パーティクルの経路は流体の流れに影響されます。 また、必要に応じて速度スケール入力ポートで、パーティクルの速度に及ぼす影響の度合を調整できます。
パーティクルの設定例については、Examplesフォルダ内のプロジェクト (temperature-particles.c4dおよびflame-thrower.c4d) を参照してください。